ひと昔前の障害者スポーツの会場は寂しかった。観客は選手の家族や知人、企業関係者が主で、一般客は少なかった。

 そんな雰囲気を一新し、障害者スポーツもスポーツ同様に楽しんでもらえまいかと挑んだ人たちがいる。二〇〇九年から国際大会を主催してきた日本ブラインドサッカー協会事務局長の松崎英吾さんが旗振り役だ。

 「チケットが無料だと、お客さんが来るかどうか当日にふたを開けてみるまでわかりませんでした。それだと会場の雰囲気作りなど、どうやってこの競技をプロデュースして盛り上げるか、いつまでも手探りが続くように思えたんです」

 とはいえ、大会全試合の有料化は、パ...    
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