私の人生を振り返ると「旅は道連れ世は情け」です。人生という旅はどんな時も苦しかったら助け合う、楽しかったら喜び合うといったものでしょう。五輪とは何かと問われれば、人生そのものです。1960年のローマと64年の東京と2回の五輪に出場できたのは自分自身でも競技を頑張りましたが、家族や学校など周囲の人たちが同じ方向を向いて支援してくれたおかげです。

 生まれ育った時代はどこの家も貧しく、子どもがいる家の多くが、学校を出た子どもは就職して働いたお金を家に入れて生計を立てていました。6人きょうだいで上から3番目の私は、大館桂高で器械体操を本格的に始め、日体大に出してもらいま...    
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