25年前のあの日は、当時無敵を誇った神戸製鋼ラグビー部の日本選手権7連覇(V7)から、わずか2日後だった。

 1995年1月17日早朝、すさまじい揺れが、神戸製鋼所・神戸製鉄所(神戸市灘区)を襲った。製鉄の心臓部「第3高炉」は緊急停止した。鉄鉱石に熱風を送り、鉄を生む高炉は鉄鋼メーカーにとっての命。そこが壊滅的な打撃を受けた。だが、鉄鋼マンたちは決死の努力で復旧に奔走し、約2カ月半で再稼働にこぎ着けた。再びともった火は「復興のシンボル」となった。

 それから約四半世紀。震災当時の鉄鋼マンの奮闘に深く共鳴した人物がいた。2018年4月に就任したウェイン・スミス総監...    
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