今や世界で向かうところ敵なしだ。空手形の喜友名諒は、2020年東京五輪の日本勢で金メダルに最も近いと目されている。

 国内外での快進撃による世界王者の顔だけが脚光を浴びがちだが、実は努力の人である。高校時代、全国優勝の経験はなし。晩成を地で行き、修練の積み重ねによって才能も素質もより進化し得ることを証明し続けてきた。

 「稽古は365日やること」。まだ世界に名が出る前のこと。中学3年生で門をたたいた劉衛流の佐久本嗣男会長と交わした約束だ。以来、完全休養は一日もない。

 克己の心で日々の鍛錬に向き合い続け、日本選手権で8連覇、世界選...    
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