障害者スポーツで花形競技の車いすバスケットボール。コートの広さは健常者とほぼ変わらず、得点形式も同じ。大きく異なるのは車いす同士が激しくぶつかり合う衝撃だ。

 鈴木百萌子(31)の生き場所はその最激戦区のゴール下で「思いっきり手を引っ張られたりして激しいけど、その中で戦っていかないといけない」と日本女子代表のセンターとして体を張り続けてきた。

 2011年12月。交通事故に遭った鈴木は懸命な治療の末に右脚の切断を余儀なくされた。「モルヒネを打って痛みがなくて、そこまでひどいと思っていなかった」。計り知れない喪失感と受け入れがたい現実に「体が動かないから...    
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