百の言葉より、心に訴えるものがあった。ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で初の8強入りした日本代表が11日に、東京・丸の内でのパレードに臨んだときのこと。沿道を埋め尽くす約5万人もの大観衆を見て、SH田中史朗(34)=キヤノン=は開始前から泣いていた。

 「僕たちがふがいなくて…。これだけ皆さんが集まって本当にうれしい。本当に」

 未勝利に終わり、まったく話題にならなかった8年前の前々回大会を知るベテラン。流した涙は、低迷期を経て強豪と互角に戦えるまでに力を付けた日本ラグビーの歴史を物語っていた。

 W杯に向けた本格的な強化が始ま...    
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