フリーで2本のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完璧に跳んだ紀平は演技後、右拳を大きく振り上げた。大会連覇は逃したが、2季連続のGPファイナル進出を決める会心の滑りに「自己ベストに近い演技ができてうれしい」と笑みを浮かべた。

 注目された新技の4回転サルコーは熟慮の末に見送った。会場へ向かうバスの中でも悩んでいたが、直前に「確実にファイナルに行けるように」と回避を決断。リスクを減らした分、信頼を置く3回転半に意識を集中させた。回転軸が安定し、高い加点を得る美しさで2本ともそろえ、「すごく自信になった」。

 それでも、SP首位のコストルナヤには届かなかった。勝...    
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