「どうせ観客が集まらないと思って、集客とか、いろいろ諦めてないですか」

 アンプティサッカーの試合を一緒に観戦していた「もの申す応援団長」の言葉が私に突き刺さった。細く長く取材を続ける中で、マンネリや思考停止に陥っていたかもしれない。

 脚の切断障害者が「クラッチ」という医療用の松葉づえを使ってプレーし、腕の切断障害者がゴールキーパー(GK)を務める障害者スポーツ。競技の10年の変化を振り返る前回の記事で、アンプティの日本代表がどうすればワールドカップ(W杯)で優勝できるのかを関係者に尋ねた。一つの答えが「大観衆の中での試合経験」だった。

 2011...    
<記事全文を読む>