「球速を上げるためにはどうすればいいですか?」。成田翔投手はシンプルな問いを素直にぶつけた。それは宮崎で行われていたフェニックス・リーグ(教育リーグ)での出来事だった。吉井理人1軍投手コーチが視察に訪れ夕食後には宿舎で勉強会が開かれた。様々な議題で若手投手陣たちに話を聞かせ議論を交わした中で、球速がなかなか伸びないという壁に当たっていた成田はこの機会を逃すまいと質問した。答えもまた分かりやすかった。

 「少し腕を下げてみたらどうかな?」

 すぐさまチームスタッフのアナリストが用意していた映像を確認。真上から投げ下ろすようにしていたフォームからスリークオーター気味...    
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