桜のフィフティーンが、新たな扉を開いた。ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で十三日、初のベスト8進出を果たした日本代表。倒されても倒されても楕円(だえん)球を大切に運び、トライにつなげた姿は、何度も世界の強豪にはね返されながら、ついに偉業を達成したチームの歩みに重なった。台風19号で困難な状況に陥っている被災者へも、勇気を届ける勝利になった。

 日本は一九八七年の第一回大会からW杯に九度連続で出場してきたが、二〇一五年大会で躍進するまで過去に挙げた白星はわずか一つ。勝利すら困難だった。

 SH田中史朗選手(34)=キヤノン=は初出場だった一一年の前々回大会...    
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