雲行きの怪しかった前半を忘れさせる怒濤(どとう)の後半40分間だった。
 まず日本サポーターを沸かせたのは地元愛知出身のナンバー8姫野。4点差に迫られた後、敵陣中央10メートル付近の密集でボールに腕を絡めた。排除しようとサモアの選手が1人、2人と駆け寄ってもびくともしない。相手はたまらず反則を犯し、SO田村がPGを成功させた。
 数分後、ゴール前5メートル付近で得たラインアウト。バックスも加わって力強くモールを押し込み、最後方でボールを持った姫野がインゴールへ飛び込んだ。沸き上がる「姫野」コール。「感謝の気持ちをプレーで表現したい」と凱旋(がいせん)試合に燃えた若き...    
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