古谷は苦しんでいた。昨年まで3年連続で国内ランキング1位。しかし年明けから両脚のけがや不調が続き、走れども走れども結果が出ない。ようやく復調の兆しが見え、「今は北條巧がナンバーワンだと思われているけど、日本選手権でしっかりと勝てたらひっくり返せる」と息巻く。

 以前から課題だったランを強化しようと、昨年12月から瞬発力を高める狙いでウエートトレーニングを導入。スイム、バイク、ランの通常練習も継続し、さらに負荷の高いメニューを上乗せしたのが裏目に出た。両脚が悲鳴を上げたのは1月。疲労による慢性的な痛みや右アキレス腱(けん)損傷…。膝下に力が入らなくなるときもあっ...    
<記事全文を読む>