連日、熱戦が繰り広げられているラグビーワールドカップ(W杯)。26日に九州での初戦が開催される福岡市のレベルファイブスタジアムなど3会場の屋根には、九州がルーツの素材加工メーカー「中興化成工業」(東京都)が製造した屋根膜材が使われている。同社関係者は「日本の技術力を世界に知ってもらいたい」と熱い思いを込めて見守っている。

 中興化成工業のルーツは福岡県の石炭事業。創業者の木曽重義氏は、多くの炭鉱経営者がしのぎを削った筑豊地区で「四天王」とも呼ばれ、長崎県松浦市にも炭鉱を持っていた。1950年代、エネルギー革命により石炭不況が始まると、石炭に代わる主力事業としてフッ素樹脂に着...    
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