快進撃を続ける19歳の瞳から涙がこぼれ落ちた。女子78キロ超級決勝。素根はロンドン五輪覇者を延長戦の末に破り、世界女王の座に就いた。唇を震わせて畳を後にし、「世界選手権で優勝することが(東京五輪代表の)選考にも影響してくる。勝ちたいと思っていた」。五輪代表に王手をかけ、喜びをかみしめた。

 消耗戦となれば、こちらの土俵だ。素根は先に指導二つを奪われたものの、延長に入っても攻勢を緩めない。担ぎ、投げ、奥襟をつかまれてもひるまない。「行くしかない」「攻めるしかない」。じわじわと追い詰め、延長1分すぎ、4分すぎに続けて指導を与えて逆転勝ちした。

 「小さい体が武器。そ...    
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