伸び盛りの22歳も五輪出場をうかがう。一山は「最後の2キロ、焦らず落ち着いて出た人に付いていきたい」とレースプランをイメージした。

 マラソンへの憧れを抱くきっかけとなったのが、ワコールの大先輩で、トラック、マラソンで五輪に4大会連続出場中の福士加代子だ。2013年の世界選手権。マラソンで出場した福士は30キロすぎに先頭集団から離されながらも終盤の猛追で銅メダルを獲得した。当時、鹿児島・出水中央高1年だった一山はテレビで激走を目に焼き付け、「一人でも追い上げていたシーンが印象に残っていた。ここからマラソンを走りたいと少しずつ思ってきた」と振り返る。

 高校卒業後...    
<記事全文を読む>