29日に発表されたラグビーワールドカップ(W杯)日本代表。31歳で初めて選ばれた神戸製鋼の山中亮平は、ドーピング違反で2年間の資格停止処分を受けた経験を持つ。楕円(だえん)球に触れることすら許されない、どん底の日々。失意の時を温かく見守り、再起への道筋をつけたのが、当時神鋼ゼネラルマネジャー(GM)の故平尾誠二さんだった。「帰って来られる場所をつくってくれた。平尾さんも喜んでくれていると思う」と代表入りをかみしめた。

 大阪市出身。東海大仰星高(大阪)、早稲田大で日本一を経験し、若いころから逸材と呼ばれていた。順風満帆だったラグビー人生が暗転したのは、2011年の神鋼加入直...    
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