2020年東京パラリンピックの陸上車いす男子100メートルの有力候補に、西宮市の大矢勇気選手(37)=ニッセイ・ニュークリエーション=が名乗りを上げている。7月の国内大会でアジア新記録を樹立し、東京パラの選考レースとなる11月の世界パラ陸上選手権に初出場が決定。競技生活を支えた母を亡くして以降、競輪選手を目指した兄の指導で急成長した。遅咲きのランナーは「開催国の祭典。出場したい思いが強い」と、世界選手権で上位入賞すれば、家族の夢に大きく近づく。

 大矢選手の人生は西宮香風高1年の16歳で一変した。通学しながら働いた工事現場の8階から転落し、脊髄を損傷。下半身まひとなり「生き...    
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