前日のヒーローがにぎわいの中で静かにたたずんでいた。引き分けた湘南戦から一夜明けた25日にあった仙台のファン感謝の集い。選手たちがサポーターらとボール運びのゲームを楽しむのを、先制ゴールを挙げた道渕はベンチに座って見守った。終了後、明かしてくれた理由に驚いた。「右足裏の裂傷です」。17日の川崎戦で痛めたという。
 驚いたのは、湘南戦でいつも通りの奮闘を見せたからだ。持ち前の推進力でカウンターを仕掛け、後半23分には永戸のミドルシュートのこぼれ球を右足を伸ばして合わせて今季3点目を奪った。「痛みに耐えるだけなんで」。勝利への並々ならぬ執念を感じた。
 根底にあるのは、...    
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