「グラシアス、トーレス」-。熱戦を終えたスタジアムに、スペイン語の感謝の言葉が鮮やかに浮かび上がった。神戸戦後に開かれた引退セレモニー。昨年、電撃的にサガン鳥栖に加入し、サッカーの魅力を伝えたトーレスに、サポーターはいつまでも惜しみない拍手を送った。

 観客席で人文字をつくるコレオグラフィーが目を引く中、ともに戦ったチームメートに見守られながらトーレスが登場。ピッチ中央に進み、四方にお辞儀をすると、スタジアムの全ての照明が落とされた。

 スタンドでスマートフォンのライトが星空のように光り輝き、大型ビジョンでその歩みを振り返る映像が流れると、サポーターらは静かに見...    
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