台湾の至宝が、勝負を決定付けた。リードを2点に広げた三回。なお2死満塁の好機で王が、菅原の直球を快振した。打球は右前で弾み、2走者が悠々と生還。「得点圏の走者を返すことだけ考えていた。自分の力を出し切って、結果が出て良かった」と、会心の一打を笑顔で振り返った。

 チームも自身も、苦しい時間の連続だった。7月9日のロッテ戦で右肩を負傷。約1カ月ぶりに1軍復帰した10日のソフトバンク戦でも、左足甲内側に死球を受け途中交代した。王が不在の期間は、打線が機能不全に陥り順位も後退。もどかしさが募った。

 暗く長いトンネルを、自らのバットで打ち破った。1軍復帰後初打点を挙げ...    
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