東京五輪で日本選手団の先陣を切って登場するソフトボール女子日本代表の宇津木麗華監督は、北京五輪以来となる金メダル獲得の期待を担う中で令和を迎えた。生まれ故郷の中国から昭和に来日し、選手や指導者として平成を駆けた勝負師は、いま56歳の熱い夏を過ごす。一度は五輪から除外された期間の苦しさを知るからこそ、選手には日本代表として五輪で戦う意味や価値を問い続けてきた。東京五輪を「競技人生の集大成」と言い切る宇津木監督が思いを語った。

 練習試合で滋賀にいた私が震災の発生を知ったのは、京都に向かう途中だった。2011年3月11日。JR京都駅で電車を降りて、映像を見たら、街が巨大な津波に...    
<記事全文を読む>