8年4カ月前、悲しみと絶望に満ちた東日本大震災の被災地に大歓声が響いた。9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の会場の一つ、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで27日、パシフィック・ネーションズカップの日本対フィジー戦があった。運営上の大きなトラブルはなく、W杯に向け、上々の「テストマッチ」となった。
 「両国代表が入場した時は感動で涙が出た。でも震災がなければ、この試合もなかった」。釜石市の看護師菊池佳子さん(43)は笑顔に複雑な感情をにじませた。
 鵜住居に住んでいた両親と姉、祖母を津波で失った。スタジアムは津波で全壊した母校の小中学校跡に建つ。「...    
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