僕はJリーグ開幕半年後の1993年11月、家路を急ぎ、脇から出てきた車を避けようと急ハンドルを切り電柱に激突する交通事故を起こしてしまいました。それ以来、人生が一変。脊髄を損傷し、みぞおちから下の感覚を失ってしまったのです。

 入院中、看病してくれた婚約者から突然「入籍しよう。今じゃないとだめ」と声を掛けられました。その時、僕は脊髄の損傷を知らず、「けがを治して退院してからでもいいのに。何かある」と不審に思いましたが、「いずれ結婚する相手だから」と婚姻届を書きました。

 でもある晩、病院のベッド脇に置き忘れてあった彼女の日記を見つけました。開くと「脊髄がダメにな...    
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