明らかに場違いな雰囲気を感じながら若者は集合場所に向かった。7月12日、東京ドームで行われたオールスター第1戦。打撃投手として今年からマリーンズの一員となった中臺(なかだい)淳志は、ある使命を帯びて三塁側パ・リーグロッカーに向かった。試合前のホームランダービーに出場するブランドン・レアード内野手の投手役に指名されたのである。

 「レアード選手から『投げてみないか』と声を掛けてもらいました。え、ボクでいいの? というのが最初の感想。正直、冗談と思っていました。でも、実際にこの日を迎えた。光栄ですし、とてもうれしい。なかなか経験できることではないと思います」

 中臺...    
<記事全文を読む>