56年の時を経て、再び五輪が日本にやってくる。世界最大のスポーツイベントは社会を変える。開幕は2020年7月。出場を目指す選手は何を思い、周囲はどう支えるのか。東北出身の有望選手に迫った。(2020年東京五輪取材班)

<土俵際踏ん張る>
 4月、競泳の日本選手権。2016年リオデジャネイロ五輪男子平泳ぎ代表の小関也朱篤(やすひろ)(27)=ミキハウス、山形・羽黒高-日体大出=がもがいていた。
 得意の200メートルはフォームが崩れて伸びを欠き、まさかの3位。7月の世界選手権代表を逃す。50メートル、100メートルは制したが、派遣標準記録に届かない。実績を...    
<記事全文を読む>