プロ野球史を代表する名捕手は、ベイスターズでの苦闘の先にあった1998年の歓喜の瞬間を今でもはっきり覚えている。27年間のキャリアで歴代1位の3021試合に出場した谷繁元信氏(48)は、勝って泣いたゲームはあの日が人生で初めてだったという。13年間在籍し、プロ生活の礎を築いた古巣への思いは“司令塔”らしく今でも鋭かった。

 期待の大型捕手はBクラスが定位置だった横浜大洋で、高卒1年目の開幕から1軍でプレーした。大物ルーキーとして、脚光を浴びることになった。

 谷繁 まず僕が入団した時点で、優勝争いをしているチームではな...    
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