母の日だった12日。記者から母との思い出を問われ、上本は少し顔をしかめて語りだした。「あの出来事は鮮明に覚えています」

 話は幼少期にさかのぼる。家族でプールへ行ったときのこと。「当時は水が怖かった」と明かす。にもかかわらず母に抱きかかえられ、強引にプールに入れられて大泣きしたという。何とか脱出したい一心で取った行動は、「がぶっと母の腕を思いきりかんだ」。苦笑いしながら当時を振り返る。

 ひとしきり恨み節をはいた後、最後につぶやいた。「産んでくれたことに感謝しています」。母から受けた恐怖体験も、あっさり水に流した。(上木崇達)

...    
<記事全文を読む>