「カナリア軍団」は、サンバのリズムに乗って各国のメディアが待つ試合後の取材エリアに現れた。小躍りしながら2大会ぶり5度目の優勝を自ら祝う。平成14(2002)年6月30日、サッカーのワールドカップ(W杯)日韓大会の決勝。怪物ロナウドの2ゴールで、ブラジルがドイツを退けた横浜の夜だった。

 リバウド、ロナウジーニョを加えたブラジルの「3R」は全盛期。数々の人気選手が来日し、イングランドの主将ベッカムの「ソフトモヒカン」ヘアを、若者たちがこぞってまねる社会現象も起きた。

 当時、記者は新米サッカー担当。来日が遅れる騒動で注目されたカメルーンとアイルランドが引き分けた...    
<記事全文を読む>