プロ野球の長い歴史で球音が消えた日がある。平成16(2004)年9月18、19日の2日間。史上初のストライキで計12試合が中止になった。

 「オリックスと近鉄の統合反対に署名してくれたファンにおわびしたい。週末にプロ野球を楽しみにしていた皆さんにも申し訳ない…」。スト突入を決めた17日夜、会見に臨んだ労組・日本プロ野球選手会の古田敦也会長(当時)の表情は苦渋に満ちていた。

 合併凍結が無理なら、来季からの新規参入を-。選手会の12球団存続の訴えに、日本野球機構(NPB)がその確約を最後まで拒んだため、古田会長は伝家の宝刀を抜いた。さらに、世論はこの...    
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