長く夢を追いかけてきた。兵庫県尼崎市のプロボクサー野中悠樹は2月、41歳にして東洋太平洋と世界ボクシング機構(WBO)アジア・パシフィックのミドル級王座に就いた。日本ボクシングコミッション(JBC)公認のタイトルでは国内男子史上最年長の快挙。不惑を迎えてなお続ける理由、続けられる秘訣(ひけつ)は何か。

 大阪市浪速区の井岡弘樹ジム。清掃の仕事を終えた野中が午後7時前、やってきた。携帯音楽プレーヤーのイヤホンを耳にしながら、シャドーボクシング。182センチの体を軽やかに揺らす。

 2月のタイトル戦は、34歳の王者細川チャーリー忍(金子)に挑んだ。1回、サウスポーの...    
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