打った瞬間、右翼手は打球を追うのを諦めた。0-4の四回、東北楽天の浅村が右翼席へオープン戦初本塁打となる強烈なソロを放った。「あの方向に打てたのは、いいバロメーターになる」と順調な調整に満足げだった。
 緩急に動じなかった。先発武田の120キロほどのカーブ2球で1ボール1ストライクとなった後の3球目。146キロの外角高めの直球を強振した。浅村の代名詞とも言える右方向への一発に、平石監督は「右打者のあの打球。ベンチで久しぶりに見る光景だった」と興奮を隠さなかった。
 オープン戦は打率1割台後半と結果を残せずにいた。「オープン戦の結果はあまり気にしていない」と淡々と語り...    
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