東京・大手町のゴール付近、拓大の輪の中心にはデレセ(4年)がいた。2、3日に行われた第95回東京箱根間往復大学駅伝。10区の松岡涼真(2年)が一つ順位を上げて9位でゴールすると、肩を抱き寄せ、ねぎらった。「チームは過去最高の7位以上を目指してきたので残念ですが、みんなよく頑張りました」。エチオピア出身、異例の留学生主将はそう言って笑みを浮かべた。

 (森合正範)

 「無理です。だめです」。昨年1月、岡田正裕監督から主将を打診され、一度は断った。「だって、日本語があまり分からないですから。留学生の主将は聞いたことがない」。2015年4月に来日してから日本語を学び始め、指示を出す...    
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