名門が復活の凱歌(がいか)を上げた。15日、東京・秩父宮ラグビー場で行われたトップリーグ(TL)兼日本選手権決勝を制し、18大会ぶりに日本一を奪還した神戸製鋼。「ミスターラグビー」と称された故平尾誠二さんらを擁して1980年代後半から90年代に黄金期を築き、95年の阪神・淡路大震災後は低迷も味わった。栄光と苦難に満ちたチームの歴史。今季、メンバーは先人が積み上げたレガシー(遺産)を見つめ直し、この日のフィールド脇では平尾さんの遺影が後輩たちの戦いぶりを見守った。

 「高炉がなくなるんだろう。お前たちは何も感じないのか」

 今年2月、ニュージーランド(NZ)。昨季...    
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