試合終了の笛が鳴った瞬間、ピッチの選手たちは皆一様に拳を力強く握りしめた。笑みをこぼし、安堵(あんど)の表情を浮かべた後、ベンチの選手、スタッフと抱擁を交わす頃には目に涙がたまっていた。J1最終節、アウェーで名古屋と対戦した湘南は2-2で引き分け。勝ち点1を奪い、J1残留を決めた。

 数珠つなぎに、選手の目からこぼれた涙が頬を伝っていく。在籍5季目の菊地俊介は思わず手で顔を覆った。主将の高山薫も耐えられない。その姿を見て、笑顔だった梅崎司も目を赤くする。GKの秋元陽太は込み上がるものを外に出さんと口を真一文字に閉じる。

 他のクラブからすれば、「たかが残留」かも...    
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