後半44分、スタジアムが感動に包まれた。今季限りでの現役引退を表明している浦和の平川が、柏木から託されたキャプテンマークを腕に巻いてピッチに立った。右サイドでスピードに乗って競り合うと、大歓声が巻き起こった。

 2002年のプロ入りから浦和一筋で17年を過ごした。左右の両サイドを主戦場に走り続け、クラブが獲得した主要タイトルの全てを経験。仲間たちの胴上げに、「14回という数は非常にうれしかった」。背番号と同じだけ宙を舞った。

 引退セレモニーではサプライズで登場した同期入団の坪井から花束を受け取ると、「必死でこらえていた」という涙が頬を伝った。ゴール裏のサポータ...    
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