2020年に控える東京パラリンピックを見据え、国は障害者スポーツの競技レベル向上を進めている。一方で、選手を指導したり競技を手伝ったりする人材は不足している。一般の視覚障害者が自由に運動する環境も整っておらず、課題が山積している。(阪口真平) 神戸市須磨区のブラインドランナー(視覚障害のある走者)、谷口真大(まさひろ)さん(26)は今月ロンドンで開催される世界パラ陸上選手権に日本代表として男子5千メートルに出場する。6月下旬に大阪城公園で、コーチで伴走者の松垣省吾さん(32)と約1時間の軽いメニューで最終調整した。

 谷口さんは2歳の時、小児がんの網膜芽細胞腫のため全盲に。進学した筑波大...    
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