ホームランボールを拾ったファンは興奮していた。「途中で打球を見失って、気付いたら後ろに落ちていました」。八回、大谷の打球は高々と上がり、右翼席の向こう側に消えた。チームの「顔」が推定140メートルの場外弾を放ち、北海道移転後通算千勝に花を添えた。

 1点リードで迎えた八回、先頭で打席に入った。その初球、唐川の甘く入ったスライダーを捉えると、大谷はスタンドインを確信した。ゆっくりと歩きだし、大歓声を一身に浴びてダイヤモンドを一周。4月5日以来となる一発に「(感触は)良かったです」。短い言葉に充実感をにじませた。

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