野田市に、会員二十五人の九割が小中学生のボクシングジムがある。会長の入江司さん(44)が五年前、「野田から羽ばたく選手を育てたい」と開設した「野田スターボクシングジム」。口コミで集まった「ジュニアボクサー」たちは日々、サンドバッグ打ちやトレーニングなど、大人顔負けの練習で鍛えている。子どもたちの合言葉は「全国大会で優勝」だ。

 (飯田克志) 「パン、パパーン」。リングで子どもたちのミットを打つ音が、ジムに響く。「いいよ。今のパンチは勇気がないと打てない」。見守る入江さんの声が飛ぶ。

 入江さんは子どものころにアニメ「あしたのジョー」を見て、ボクサーに憧れた。高校卒業後、都内のジムに入った。...    
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