1964年東京五輪のオリンピアンが次の世代に思いをつなぐ「1964年からの手紙」。第2回は体操女子の小野清子さん(81)。出産を経て競技復帰したアスリートの先駆けとして、当時の子育てと競技の両立の苦労、同じ境遇にいる今の選手への思いを語る。

 (森合正範) <1961年6月に長女を出産し、競技から離れるはずだった。しかし、故郷・秋田で開催される国体への出場を頼まれた。笑顔と明るい声で当時を振り返る> 最初は断ったんです。「平均台だけでも出てよ」と言われたら「できるかな」と思っちゃった。でもね、出産2カ月で練習再開したら、体は重いし、腹筋も腕力も落ちているし、腰はガクガクして走れない。逆立...    
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