2日で就任2年となった札幌市の秋元克広市長が、2015年4月の市長選公約で検討するとした市営地下鉄東豊線の延伸に慎重な姿勢を見せている。需要動向や採算面での厳しい見通しからだ。市中心部と高速道路を結ぶ「都心アクセス道路」をはじめ、経済波及効果や国の後押しが見込める事業を着々と進めるのとは対照的だ。公共交通網の拡充を巡り構想に濃淡をつけ始めた。

 「将来の需要をはっきりと推計できる状況にない」。秋元市長は4月26日の記者会見で地下鉄延伸について踏み込む発言をしなかった。

 地下鉄延伸論が高まったのは2年前の市長選。秋元市長の対立候補が地下鉄の複数方面への延伸に意欲を示したのがきっかけだ。

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