2003年9月、日本女子ゴルフの“顔”が誕生した。宮城県で開催されたミヤギテレビ杯ダンロップ女子。東北高校に通う18歳の宮里藍が、並み居るプロを抑えて優勝を勝ち取った。大きな瞳と屈託のない笑顔の高校生が、アマチュアとして30年ぶりにツアー優勝を果たす偉業だった。翌日のスポーツ紙の1面に並んだ「藍スマイル」。注目度は一気に増した。

 人気はすぐに数字でも示された。翌週の日本女子オープン選手権は当時、4日間の大会史上最多となる2万1837人が押し寄せた。関係者によると、女子大会のチケット収入は前売りと当日券合わせて700万円程度が普通だった。それが同トーナメントでは当日券だけで1700万円を...    
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