昨年5月、同じマウンドで悪夢の10失点大敗をした東北楽天の則本が、一回に5失点する最悪の幕開け。だが梨田監督は「何かのドラマの始まりを感じていた」。打線は二回に6得点と爆発し、見事な大逆転劇を演じた。

 主役は県北沿岸部、普代村出身の銀次。「5点差なら分からない。遠くから来てくれた人に笑顔になってもらいたかった」。過去の岩手では11打数1安打と不本意な成績だった。だが昨夏の豪雨で被災した隣町岩泉町から小学生たちを招待していた。奮起する理由があった。

 先頭打者として中前打で火付け役に。すると藤田の適時打で1点返し、さらに茂木、ペゲーロ、ウィーラー、アマダーが4連続適時打で畳み掛け、一気に追...    
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