最後の打者を遊飛に打ち取ると、静かに右の拳を突き上げた。東北楽天の則本が2季ぶりの完封。12三振を奪い、球団史上初の4試合連続2桁奪三振をマークする快投だった。

 前回登板のオリックス戦は完封目前の九回に2失点し、悔しさを味わった。この日は最後までマウンドに立ち続け、エースの貫禄を存分に見せつけた。

 「初球を投げ、これはいけると思った」。一回から150キロ台の直球を勢いよく投げ込み、早いカウントから勝負をかけた。12奪三振のうち九つは4球以内で仕留めた。

 女房役の足立も「慎重に行き過ぎても投球のリズムが出ない」とテンポのいい投球を引き出した。球数が9回で100球は自己最少で、省エネ投法も...    
<記事全文を読む>