「きょうは開門時間が早いのかな」。4月29日の横浜スタジアムで、試合前の打撃練習に向かいかけた菊池が顔を上げた。

 視線の先は、開門後のスタンドへ一気になだれ込む観客の姿だった。これには、前日までの7試合で26打数2安打と、不調に苦しんでいた2番打者も苦笑い。敵地に多く詰めかけた広島ファンの視線を浴び、「(練習を見られるのが)恥ずかしい」と自虐的だった。

 ところが、試合では、一回に先制2ラン、九回は中前打を放って10試合ぶりの複数安打をマーク。胸を張れるほどの活躍で勝利に貢献した。一日でも早く不振脱出へのゲートを開こうと、必死になっている。(上木崇達)

...    
<記事全文を読む>