2020年東京五輪の開幕まで3年3カ月余り。自国で迎える五輪の独特で異様な雰囲気は、経験した選手でしか伝えられない。1964年東京五輪のオリンピアンが次の世代に思いをつなぐ新企画「1964年からの手紙」。第1回はマラソン代表の君原健二(76)。半世紀以上前の記憶をたぐり、ずしりとのしかかった重圧を語る。

 (森合正範) <1962年12月、初マラソンで当時の日本記録を更新する2時間18分1秒をマークし、東京五輪のプレ大会では2位。代表選考会は優勝を飾り、日本代表に選ばれた。当時の心情をとつとつと語りだした> 現在と比べ、当時は国の代表意識が強かった。とはいえ私の心は未熟でした。日本代表と...    
<記事全文を読む>