鹿児島の離島で闘牛を操る「勢子」から転身した若者が、神戸でキックボクシングに励み、国内老舗団体Jネットワークのスーパーバンタム級王座を獲得した。故郷の町名から取ったリングネームを持つ異色の格闘家は「“絶対チャンピオン”と呼ばれる存在になる」とさらなる夢を描く。

 伊仙町(本名・中川)典久選手(31)は鹿児島の徳之島にある伊仙町で、5人きょうだいの最年長として育った。中学時代には、硬式野球のクラブチームで全国大会にも出場した。

 徳之島では闘牛が盛ん。伊仙町選手も「みんなが犬の散歩のようにまちを歩かせている」という牛に慣れ親しみ、高校生の時、闘牛で牛同士を戦わせる「勢子」になった。だが、デビ...    
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