「空手は心を鍛えるもの。鍛錬を続けることで頑丈な肉体と強(きょう)靱(じん)な精神が身に付く」。県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者の上原武信氏(87)は力強く語る。空手に打ち込んで約60年。上地流の範士10段は今も「空手に終わりはない」と技と心を磨く日々だ。館長を務める上地流空手道振興会本部道場(那覇市小禄)で、弟子たちに型や思想など受け継いできた伝統を教え続けている。(社会部・浦崎直己) 父であり、空手の師である上原三郎氏(那覇市出身、1900~65年)の下で、幼少期から空手に触れ、18歳で「強くなりたい。精神を鍛えたい」と本格的に取り組んだ。那覇市宇栄原のテント小屋の道場...    
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