丁寧に、一投ごとに、その肩に張り付いていただろう不安を、ふるい落としていった。新外国人右腕のクラインが毎回走者を出す苦しい内容ながら、5回1失点で初登板初勝利。日本での船出に成功した。

 主砲バレンティンを抑え込んだのが勝因だ。初回は1死一、二塁から遊ゴロ併殺打に。勝利投手の権利を目前にした五回2死一、二塁も遊ゴロで1点差を守り抜いた。いずれも武器のツーシームを引っかけさせ、「マークすべき打者を打ち取れた」。窮地で腕を振れたのが何よりの収穫だ。

 開幕前は、制球難を不安視されていた。オープン戦では4試合で23四死球。本人も「正直心配だった」と明かす。この日も4四球を与えたが、いずれも「スト...    
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