初めて体験する綱の重みをじっくりとかみしめ、その重責も苦しいほど味わった。新横綱として臨み、終盤にけがを負いながら連覇を果たした稀勢の里。会見では「ようやく終わったなという感じ」と率直な思いを語り、15日間の厳しい戦いを終えた安堵(あんど)感をにじませた。

 「今までの土俵生活とは全く違うものだと思った。綱を締めるたびに気持ちも引き締まった。体が清められるというか、はらわれるというか。肌で感じられた」 限られた力士しか体験できない栄誉がある一方で、横綱には番付の頂点に立つ者として土俵を背負う大きな責任も伴う。「横綱稀勢の里」を見るためにチケットを買ったファンの思いも裏切れない。

 13日目...    
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