いつも強気に、はっきりと口にしていた。狙うのは「日本人トップ」と。ゴールした直後、里内正幸コーチの胸で涙を流した安藤。笑顔も入り交じった泣き笑い。挫折と試行錯誤を経て、ようやくたどり着いたゴールだった。

 3キロすぎで先頭集団が二つに分かれると、迷わず前についた。一緒にキルワを追ったチームメートの清田が18キロ付近で遅れてからも、力みのない走りで粘った。「この人にとことんついてやる」。大会記録を上回るリオデジャネイロ五輪銀メダリストのハイペースに離されることなく、19秒差の二位でフィニッシュした。

 高校時代は、主力として二度の全国高校駅伝制覇を支えた。社会人になって思うような結果が出ず、...    
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